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転職Q&A・コラム

ティファニーのエンゲージリング「ティファニー セッティング」誕生130周年。時代を越え愛され続ける秘密…

2016/06/15
 

610_172097“真実の愛を象徴するアイコン”、ティファニー(TIFFANY & CO.)のエンゲージメントリング「ティファニー セッティング」が、今年で誕生130周年を迎える。

1886年に発表されたこの「ティファニー セッティング」は、創業者のチャールズ・ルイス・ティファニーがブリリアントカット ダイヤモンドの比類なき美しさを引き立てるリングを作りたいという思いから生まれたもの。ダイヤモンドをベゼルにセットしていた当時それまでのリングとは違い、6本のプラチナの爪でダイヤモンドをリングのバンドから持ち上げるという革新的なデザインにより、あらゆる方向から光を取り込みダイヤモンドの輝きを最大限に引き出すことがかなった。

ティファニーに16年勤務してきた宝石加工技師ヘンリー・シウダが「ティファニーは、世界で認められたダイヤモンドの99.96%を振るい落としています」と語るように、バンドの上にセットされたラウンド ブリリアントカットのダイヤモンドは、業界で設けられた基準を遥かに超えた最も厳しいダイヤモンドの評価基準を満たしたもの。ヘンリー以外にも、業界で45年働いてきたダイヤモンドのカットと研磨を専門とするバグワティーとマネク・パテル兄弟や、熟練の技術で同じ高さ、 重さ、 角度に宝石をカットすることのできるトマス・ジウラなど、工房には一流の職人たちがそろう。これまで多くの人々を魅了してきた“永遠の輝き”に裏打ちされるのは、紛れもない彼らのクラフトマンシップである。

これらの事から、ティファニーのダイヤモンド エンゲージメント リングにはすべての商品に、生涯そのダイヤモンドの品質を保証するフル ライフタイム ワランティとティファニーのダイヤモンド鑑定書が添付されいる。

パリコレクション俯瞰、ファッションの息遣い【16SS Paris collection:横井由利】

2016/04/01

610_165116一枚の服に目を凝らし、耳をそばだて、感触を確かめる、するとそこから波動が伝わってくる。デザイナーは、何を感じ、何を夢想し、何を提供すべきか、ときに感情の赴くまま、ときに才知にたけた判断により、完成させた服に込められた波動なのだ。

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ファッションデザイナーは、絵画や音楽などにインスパイアーされたものをシーズンテーマにして、物語を紡ぎランウエィショーで発表する。その物語は、ときに恋愛がドラマチックに描かれたり、日常生活の機微がスマートに描かれており、感動的なショーはスタンディングオーベーションを受けるほどだ。ただショーの中心はあくまでも新作の服だということを忘れてはいけない、素材やデザインやコーディネート、小物使いで文脈を読みとることになるのだ。

エディ・スリマンのサンローラン(Saint Laurent)には、良家のちょっと不良の女子が描かれている。ムッシュ・サンローランのミューズ、ベティ・カトゥローを彷彿させるケイト・モスをイメージし、反体制派の香りを漂わせた。ライダースの下にグラマラスなレースやスパンコールのドレスを着て挑発した。ランバンのアルベールが描いたストーリーは、衣服礼賛、女性礼賛だった。無表情な淑女が着るセクシーなドレスは、九鬼周造の『「いき」の構造』で語られた意気地や媚態の霊化が粋となるという言葉に通じる何かがある。そうして、コム デ ギャルソン(COMME des GARCONS)のコレクションは、いつも情動的な昂ぶりがデザインされ、見る人に衝撃を与え続けている。

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奇しくもこの括りに並んだ3名の服は女性デザイナーのものだ。先にも述べたように彼女たちのプレゼンテーションは「自分が着たいと思う服」を出発点としている。特別な日に着る「ハレの服」より、日常に着る普段着を意味する「ケの服」を大切にする傾向がある。その発想は、ミウッチャ・プラダがデビューした90年代のリアルクローズと通じている。女性の日常を豊かにするリアルクローズは、情緒的なフリルよりも、シンプルで理性的な色使いや合理的なカッティングが必要なのだ。

エルメス(HERMES)のデザイナーに就任して2回目コレクションで、ナデージュ・ヴァンヘ=シビュルスキーは、整然とした美しい数式のようにシンプルな手法で、エルメスの極上の素材やカレ(スカーフ)を再解釈してみせた。セリーヌ(CELINE)を率いるフィービー・ファイロは女性のたおやかな感性を知的に使いこなし、暮らしの中のモダニズムを追求する。持続可能(サスティナブル)な世界のために誠実な企業であることを目指すステラ マッカートニー(Stella McCartney)は、環境負荷の少ない素材を開発しつつ、美しく楽しいファッションを展開している。

http://www.c-r.fashion/fashion_news/detail_2851.html

パリコレクション俯瞰、過去、現在、未来へ【16SS Paris collection:横井由利】

2016/03/31

610_164983ラグジュアリーブランドを任されたデザイナーには、伝統を守りつつ時代を切り開く先進性が求められる。16SSコレクションでブランドのデザイナー達が出した答えとは。

Science & Technology

インターネットは、19世紀の産業革命以上の変化を世界にもたらし、いたるところで新しい価値観を誕生させているが、ファッション界も当然のようにパラダシムシフトの波は押し寄せている。芸術性を極めようとした20世紀から、科学の時代と呼ばれる21世紀が到来し、科学やテクノロジーの中にクリエイティビティーを見出そうとしているのだ。

ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)のニコラ・ジェスキエールは、架空空間をコレクション会場に設え、テクノロジーを駆使して開発された素材を用い、クチュールの手法で未来型ファッションを描き出した。デジタルネイティブのジョナサン・アンダーソンは、皮革製品の老舗ロエベ(LOEWE)を、レザーを用いることなく彼のリテラシーでいとも簡単に進化させている。また、芸術とテクノロジーの融合を追求するイッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)は、デザイナーが変わったとしてもプリーズ プリーツの進化版を発表し続けている。デザイナーの宮前義之は、研究室にこもり日夜研究に明け暮れる科学者を感じさせる。3Dスチームストレッチ、ベイクドストレッチと足を止めることはない。

21世紀の形が少しづつ見え始めたといわれる今、ファッションは目に見えない、奥深いところで大きな進化を始めているようだ。

Arts & Crafts

ルネッサンス初期には、芸術家という職業は存在せず、後世に名を残す芸術家も職人として仕事をしていたという。ヨーロッパでは芸術と職人技は同じ線上にある。クチュールメゾンにとって職人技を継承することは、最重要課題の一つだ。伝統は人の手と感覚の伝承により生き続けるものだけに、職人のパトロンとなり、仕事を発注することで資金的な援助を行う、パトロネージュの精神は生き続けているのだ。

ヴァレンティノ(VALENTINO)は、アフリカの捺染、ウッドビーズ刺繍などのアフリカの部族に伝わる工芸をオートークチュールの域に昇華させ独自の正統派の美学を披露した。片やメゾン マルジェラ(Maison Margiela)のデザイナーに就任したジョン・ガリアーノは、綿密なクチュール技を使いながら、アバンギャルドな表現法でコレクションを構成し、これからの職人によるクチュールへのアプローチをより豊かなものにした。クチュールメゾンだったランバン(LANVIN)には、職人たちの技が今なお伝えられている。アルベール・エルバスは職人たちを讃えて「マニュフェスト」名付けられたコレクションを発表した。

テクノロジーの進化は人間の手が担っている。美の追求にも、やはり人間の手と感性は欠かせない、純粋に美しいと感じるものを女性たちは求めて止まないのだ。

http://www.c-r.fashion/fashion_news/detail_2841.html

パリコレクション俯瞰、もう一つの視点【16SS Paris collection:横井由利】

2016/03/29

610_16480616SSの新作コレクションが店頭を飾り始めた。この春、何を買って着ようかと情報チェックはすでに終了したタイミングに、手に入れる商品の背景や店頭に並ぶ必然性を考察してみた。

5ヶ月前の2015年10月に開催された、16SSパリコレクション。各メゾンの新作は発表の翌日には「Style.com」(現Vogue.com)で、速報として世界中に配信され、翌月になるとコレクション分析はすっかり終わり、注目の素材はレースで、流行色は白になると頭のどこかにインプットされている。SNSで拡散されたリアルなブロガーの言葉が響いたとなれば、その意見に従い買い物計画を練っているのかもしれない。ブティックには新作の商品が揃い始めたこのタイミングで、改めてコレクションについて語ることにしたのは、同じ服でも視点が変わると違う見え方をすることを提案するためだ。

3シーズンほど前からトレンドのキーワードに登場している「ジェンダレス」に注目してみた。この言葉の意味は「性差を超えて」だ。20世紀の女性は、ロングスカートからミニスカートに履き替え活発に、ズボンを履きテーラードジャケットを着て男性と肩を並べた。女性ファッションは「ユニセックス」「アンドロジーナス」などという言葉に置き換えられ、進化していった。

21世紀に入ると、今度は男性ファッションに変化が起こり、フリルのついたシャツも、スカートを模したパンツも受け入れる男性が増えている。ジョナサン・アンダーソンのように性差の壁を取り払い、同じ素材、同じデザインを提案するデザイナーも登場している。(その現象は、デザインのアイディアやテクニックで表現可能な事柄で、世相の変化として捉えることができる。)

ところが女性と男性デザイナー別にコレクションを並べてみると、ジェンダーの差が見えてくるのだ。女性デザイナーはまず自分が着たい服を提案し、男性デザイナーは妄想をデザインに落とし込んでいるのだ。それは今始まったことではなく、一般市民がファッションを楽しむようになったころから何ら変わっていないことに気がつく。

女性デザイナーの出発点は、自分が今着たい服だ。男性デザイナーは、新しい考えを持つ女性にはこんな服を着て欲しいし、求めているに違いないという妄想だ。そこで女性たちは、どのプレゼンテーションに賛同するかによって自分が着る服を選ぶのだ。男性デザイナーの服がセクシーに見えるのは、彼らが造形的な「美」を追求するからだろう。それにひきかえ女性デザイナーは案外現実的で、こんな服があったら「着易い」や「楽」をキーワードにし、さらに古い考えから解放された自分をデザインし、男性の視線は二の次の場合が往々にしてある。

今まで、何気なく選んでいた服が、男性または女性デザイナーによるものなのか意識することで、ファッションの視点が変わっていく。伝統と革新、感情と知性、点(モード)と面(スタイル)を対比しながら、もう一つの視点を模索してみた。

http://www.c-r.fashion/fashion_news/detail_2826.html

地方発の一大文化施設を目指すセレクトショップ「GEA」【山形ニット紀行Vol.3–佐藤繊維 後編】

2015/11/11

610_148438佐藤繊維は今年4月、旧工場をリノベーションして、セレクトショップ「GEA(ギア)」をオープンした。2軒が連なるように並んでおり、1軒はレディースとメンズの洋服、小物を取り扱う「GEA#1」、もう1軒は世界中からセレクトしたライフスタイルグッズ、隣接した天童市を拠点とする家具メーカー、天童木工とコラボレーションした家具、山形の作家の食器、バッハがセレクトした山形にまつわる書籍の他、カフェスペースを併設する「GEA#2(ギアツー)」。都心でもなかなかお目にかかれない洗練された空間と商品構成であり、その登場は東京のファッション業界でもいささか驚きを持って迎えられた。

リックオウエンス、メゾン マルジェラ、カラー、08サーカス、そしてオリジナルのエムアンドキョウコが並ぶ品揃えは、言うならば“特濃”である。“濃い”とは商品がコアな洋服好き向けの意味合いで使われる業界語だが、ここにはマーケットイン型の売れているものをなぞった商品は存在しない。デザイナーの思いが詰まったプロダクトアウト型の商品しかこの空間には相応しくないのだ。

旧工場は、60数年前に先々代が、当時でも年期の入った石造りの酒蔵を買い取って移築したもので、何とも言えない独特の味わいがある建物である。なかに入ると、白の城壁のように大小の長方形の石が積み重なった壁と、天井の木の梁にまず圧倒される。GEAの1階には、長年使われて役目を終えた紡績機が中央にどんと鎮座していて、その上にガラスのテーブルが置かれ、平置きの商品のディスプレイになっている。これまた味のある什器は、パリやNYで長年買い集めてきたものだ。2階には、ガラス張りのミニマルな空間があって、そこはメゾン マルジェラのショップインショップになっている。なんでも同社のスタッフが「日本で一番マルジェラを美しく見せる空間」と感動して帰っていったという。

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